スーツケースやキャリーケースのキャスターの手入れに使用する潤滑油には、何が良いですか?
キャスターには、粘度の高い「グリース」と言われる潤滑油が挿してあります。
グリースタイプの潤滑油をご利用ください。スプレータイプも市販されているようです。
CRC556は、便利で万能な潤滑油ですが、プラスチックやゴムを傷める可能性がありますし、浸透性と揮発性が高いので、元々あったグリースを全て洗い流してしまった後、挿したCRC556が、次に利用するときには、既に切れてしまっている可能性があります。油が切れると、ベヤリングに錆などが発生してしまうので、お勧めできません。
基本的には、ご使用後に、ゴミや毛髪を取り除き、水分をふき取った後、キャスターを手で廻してスムーズに動くようなら、潤滑油は挿さなくても大丈夫です。
潤滑油を挿す際には、潤滑油の飛散にご注意ください。また、余分な潤滑油がたれ出てきますので、よくふき取ってください。
これ以降は、多少の手間がかる方法です。グリースタイプの潤滑油を挿しても解決しない場合や、もっときれいにしたい方は参考にしてください。
小砂利等が入り込み、異音が発生しているような場合、パーツクリーナーで小砂利等を取り除き、乾かしてから、グリースタイプの潤滑油を挿します。
もし、ベヤリングに錆が発生しているようなら、CRC556を使用します。CRC556で、錆を取り除いた後、パーツクリーナーでCRC556を取り除き、乾かしてから、グリースタイプの潤滑油を挿します。
以上、ベストな方法かどうかはわかりませんが、お試しください。